Small Notes of Togo (旧PDP at Musashi)

武蔵大学の教員のノートです。パラレル・ディグリー・プログラム(PDP)に関する情報提供や質問への回答も行いますが、他の事柄についてもコメントします。なお、このブログは武蔵大学の公式なものではなく、個人的なブログです。ご質問などはtogoアットマークcc.musashi.ac.jpまでお寄せください。

「選抜」のための教育

昨年、あるシンポジウムの分科会「経済の未来像~富かwell-beingか?開発・成長とサステナビリティ~」(下記サイト)に参加しました。その際に、日本の教育の話になりました。

私はそのとき、日本の教育は「選抜」のための教育で、「学ぶ喜び」を教える教育になっていないのではないか、と発言しました。そのときは、話の流れで思いついたことを話したのですが、先日、ふと「それってとても重要なことかもしれない」と改めて思った次第です。

日本の多くの人にとって「学び」は「受験」で「勝つ」ための「作業」になっていないでしょうか?そこには、試験で合格したひとは「優秀」、試験は優秀な人を「選ぶ」ためにするもの、という考え方が背景にあると思います。

本来「学び」とは、知らなかったことを知る「喜び」だったり、出来なかったことが出来るようになる「喜び」だったり、わからなかったことがわかるようになる「喜び」を経験する「行為」であったと思います。

もうそろそろ「学ぶ喜び」に開眼してもよいのではないでしょうか?

国際教養学部では「学ぶ喜び」を一人でも多くの学生さんに経験してもらえるようにサポートしていきたいと思います。

 

https://icf.academyhills.com/