Small Notes of Togo (旧PDP at Musashi)

武蔵大学の教員のノートです。パラレル・ディグリー・プログラム(PDP)に関する情報提供や質問への回答も行いますが、他の事柄についてもコメントします。なお、このブログは武蔵大学の公式なものではなく、個人的なブログです。ご質問などはtogoアットマークcc.musashi.ac.jpまでお寄せください。

PDP確約型入試

武蔵大学PDPを履修するためには、入試で合格したあとに「PDP履修希望届」を出し、PDPの選考をうける道のほかに、PDP履修を確約する「PDP確約型入試」で合格する方法があります。今回は「PDP確約型入試」についてお話ししたいと思います。

 

なぜ、PDPの履修を確約するような入試を設けたかと言いますと、入学前のガイダンスのときに、合格者のご父兄から「息子は〇〇大学に行きたがっている。PDPの履修を確約してくれるなら、私は是非武蔵大学に息子を入れたい。」と言われ、そのニーズを実感し、設けました。合格後に履修希望届を出して選考されるよりも、便利なので是非チャレンジしてもらいたいと思います。

 

PDP確約型入試」は下記の3種類があります。日付は2020年度入試のものです。試験は全て経済学部の入試となります。


1)特別選抜入試(PDPパスポート型)
出願締切日:2019年8 月 23 日(金)消印有効
筆 記 試 験 ・面 接:2019年 10 月 6 日(日)
合否通知:2019年10 月 11 日(金)発送

この入試は一般的にAO入試と言われているものに近いです。詳しい出願条件は入試募集要項を参照していただきたいですが、英語は例えば下記のいずれかの得点を持っていることが条件となります。
実用英語技能検定 CSE 2184 以上
GTEC 1114 点以上(オフィシャルスコアに限る)
IELTS オーバーオール・バンド・スコア 5.0 以上(アカデミック・モジュールに限る)

筆記試験は数学に関する基礎学力及び英語による表現力を評価する内容を含む総合問題 で、時間は 80 分です。数学に関しては、いわゆる入試の選択科目の「数学」とは異なり、落とすための入試ではなく、数学の基礎学力が備わっているかどうかを確認するタイプの問題です。

 

2019年度は5人志願し、合格者は3人でした。2020年度の入試は既に終わってしまいましたが、志願者の数も少ないし、PDPの履修を強く希望するのであれば、非常にねらい目の入試だと思います。

 

2)センター方式入試(前期日程)
出願締切日:2020年1月17日(金)消印有効
センター試験:2020年1月18日(土)、1月19日(日)
合格発表:2020年2月9日(日)

今からでも十分間に合う入試です。センター試験の結果を利用した入試で、経済学科、経営学科の合格者のうち、「国語」「英語」「数学」(「数学I・数学A」若しくは「数学II ・数学B」)の得点が総合的に良好な者について、PDPの履修を確約します。

 

この試験も、日ごろからセンター試験の準備をしてきたみなさんには大変便利な試験ではないでしょうか。


3)一般方式入試(全学部統一グローバル型)
出願締切日:2020年1月24日(金)消印有効、1月27日(月)のみ入試課持参受付可(午前9:00~午後1:00)時間厳守
試験日:2020年2月2日(日)
合格発表:2020年2月9日(日)

 

この入試は、実用英語技能検定 CSEやIELTSなどの英語資格・検定試験(4技能)のスコアを武蔵大学が定めた基準により得点化したものと、武蔵大学の入試選択科目の「数学」の得点だけで、履修の確約が決まるため、既に英語の検定試験で高得点を持っている人で「数学」で武蔵大学を受験しようと考えている人におすすめです。

 

以上、入学前にPDPの履修を確約する3つの入試について簡単にご紹介しました。このブログは個人で管理しているもので、公式なものではないですし、入試の方式や出願条件などその内容については、武蔵大学の下記の公式サイトか、入試の募集要項を確認していただきたいと思います。

https://www.musashi.ac.jp/nyuushi/index.html

ご不明な点があれば、是非武蔵大学入試課までお問い合わせください。

https://www.musashi.ac.jp/nyuushi/contact.html