Small Notes of Togo (旧PDP at Musashi)

武蔵大学の教員のノートです。パラレル・ディグリー・プログラム(PDP)に関する情報提供や質問への回答も行いますが、他の事柄についてもコメントします。なお、このブログは武蔵大学の公式なものではなく、個人的なブログです。ご質問などはtogoアットマークcc.musashi.ac.jpまでお寄せください。

Business Analytics

ロンドン大学の専門教育プログラム(Bsc)のなかに、ST2187 Business Analytics, applied modelling and predictionという科目があります。武蔵大学では2020年度からこの科目を教えています。

ST2187と数字が2で始まるのをみてもわかるとおり、専門教育プログラム2年目の人が対象の科目です。1年目にMT105A Mathematics 1  、ST104A Statistics 1 を履修してパスした人のみが履修できる科目になっています。

内容は、Excelを使って仮説検定や回帰分析、予測ができるようになるといったST104Aの応用編の内容のほか、Bayes' ruleとdecision treeを使って意思決定をする方法や、Tableauという統計ソフトを使用してデータを分析する手法の習得など新しく勉強する内容も含まれています。いずれも世の中に出て、すぐに使えるような内容になっていて、やはりこの辺も進んでいるなぁ、と思わせます。

この科目はCourse workといって課題提出があるのですが、その内容は膨大なビジネス・データが与えられて、このデータを分析してあなたの上司に提言しなさい、という内容です。Tableauを使って分析し、英文で1,500 words のレポートを提出することになっています。今年は3月1日が締め切りなのですが、学生さんの中には私から見ても唸るようなレポートを書いてきている人がいます。

5月の試験が終わったら、後輩の人向けにレポートの発表会をしてもよいですね。

https://london.ac.uk/courses/business-analytics-applied-modelling-and-prediction-st2187